- 友達や恋人がいなくて孤独感がある
- ひとりでいるのは寂しいけど、人と一緒にいるのもしんどい
- このままずっと孤独なのかと恐怖を感じている
孤独なままでいると辛くなる時があるけど、無理をして人と会うのもしんどいと思うことはありませんか?
実は、孤独が辛いのはひとりでいるからではありません。
なぜなら、孤独によって辛さを感じるのは「孤独感」を感じる「心のクセ」が原因だからです。
この記事では、前野隆司さんが書いた「幸せな孤独」を読んで学んだ、孤独のまま幸せになるための方法について紹介したいと思います。
この本を読むことで、孤独を辛いことだと感じる「心のクセ」を直し、ひとりでも幸せになれるためにはどうすればいいのか分かります。
辛いのは孤独ではなく「孤独感」
孤独であることが辛いと感じるのは孤独そのものが原因ではなく、「孤独感」を感じているからです。
考えてみるとよくよく見てみると、孤独のままでも幸せな人はいるし、友達が多くても孤独感を感じている人がいたりします。
こうしてみると、悪いのは孤独であることではなく、孤独は辛いことであると感じる心のクセだということが分かります。
なので、孤独感を感じる「心のクセ」を治していけば孤独のままでも幸せになれると本書では述べています。
孤独感を解消する3つのステップ
1.うけいれる
孤独感を解消するには、まず、ありのままの自分を受け入れることから始めます。
なぜなら、孤独によって悩んでいる人は、ありのままの自分を受け入れられないところがあります。
- 友達がいない
- コミュ力が低い
- 人に声をかけられない
といったマイナスな部分ばかりに目を向けていることが多いのです。
だからこそ最初に、自分の心のクセを自覚しましょう。
自分には、良いところも悪いところもあることを認めて受け入れることで、自分の幸せに目を向けられるようになってきます。
2.ほめる
次に、自分を褒めるようにします
孤独感を感じている人は、自分には何もないと思っており、自分の魅力や特徴に気づいていないことがあります。
そうなると、「自分が孤独なのは魅力がないからだ」という誤った思い込みに支配されてしまいます。
なので、自分の魅力に気づくために、自分にできることを探して褒めてあげましょう。
できる自分に気づくことで自信につながります。
3.らくになる
楽観的な性格の人は幸せな人が多い傾向があります。
思い返してみると、不安に苛まれていつも何かを心配している人よりも、「なんとかなるさ」と物事に対して気楽に受け止められる人の方が幸せに見えるかもしれません。
特に孤独に悩んでいる人は、この先ずっと孤独なんじゃないかとすごく恐れています。
どんな結果もポジティブに受け止めることができるようになった時、ひとりでも幸せを感じられる心のクセが身に付いたと言えるでしょう。
人と会わなくても孤独感を解消するための方法
本書には、孤独感を解消するためのさまざまなレッスンがありました。
その中から、ボクが特に取り組みやすそうだと思ったものを紹介していきたいと思います。
うけいれる
1日の終わりを「幸せ」で満たす
寝る前に今日1日を振り返って
- いい出来事
- うれしかったこと
- 明日の楽しみ
などといった幸せな出来事を思い浮かべてから眠るようにします。
1日を振り返り、最後をいい思い出で締めくくると、くよくよと悩むことが減っていきます。
90日間自撮りをする
自己肯定感が低いと写真に映るのを嫌います。
なぜなら、写真に映る自分の顔が気に入らないからです。
そんな時には90日間自撮りを試してみてください。
自撮りを続けているうちに自分の顔を見ることに慣れていきます。
写真に映ることに抵抗がなくなった時、自分を認められることができるようになりますよ。
やっているうちに自然に笑顔になれてきた気がする
小さな幸運を喜ぶ
日々の暮らしの中で、小さな幸運を見つけて喜ぶように意識してみましょう。
なぜなら、孤独に悩んでいる人は、自分を不幸だと思い込んでいるからです。
自分の不幸にばかり目を向けていると、日々の生活の中にある幸せを見落としてしまいます。
自分で自分の不幸を探しているんだね・・・
なので、日常の小さな幸せを探すようにしましょう。
小さな幸運に気づけるようになれば「自分は幸せかも」を思える心のクセが身につきます。
食事に集中する
ネガティブなことを考えてばかりいると、そのことに意識をとられて感覚が鈍ることがあります。
そんなときは食事に集中して、ひと口、ひと口、味わいながら食べるようにして、感覚を取り戻していきます。
食事の内容はコンビニ弁当でもファーストフードでも構わないのですが、テレビやスマホを見ながらの「ながら食べ」は厳禁です。
食事中はテレビとスマホを消そう
食事に集中し、ゆっくり味わいながら食べることで自分の感覚に意識を向けられるようになっていきます。
セルフハグ
誰かと抱き合うと幸せホルモンが出てくるので、幸福感に満たされます。
でも、孤独だと気軽に抱き合える人なんていないので、関係ない!って思っているかもしれません。
そんな時は、自分で自分を抱きしめてみましょう。
なぜならセルフハグでも、幸せホルモンが出ることが科学的に証明されているのです。
なのでまずは、自分を抱きしめて、頑張ってきた自分を労わりましょう!
セルフハグをするときは自分を褒めたり、労わりながら行うとより効果的です。
ほめる
小さな達成感を積み上げる
孤独な人は、「自分は何もできない」と思い込んでいることがあります。
ですが、今できている人も最初からできているわけではありません。
目標を達成するには地道な積み重ねが必要なことを忘れているだけです。
そこでおすすめなのが小さな目標を設定することです。
小さな目標を設定し、達成していくことで、自分はやればできることに気づくことができます。
まずは身近にできることから始めてみましょう。
その後、自分が成し遂げたいことに関わる目標を設定していくことで、最終的な目的に近づくことができます。
出かけなくても身なりを整える
人と会う予定がなくても身なりを整えるようにしましょう。
なぜなら、身なりに気を使わなくなると自分のことが疎かになりやすいからです。
例えば、1日中パジャマでいた日はずっとダラダラしていることが多いのではないでしょうか?
なので、人と会う予定がなくても身なりを整えておきましょう。
身なりを整えると自分の自信につながります。
とはいえ、ファッションには自信がないという意見もあるでしょうが
- 清潔感のある服装
- 髪や爪を切り揃える
- 姿勢を整える
といった、いつでも外に出かけられるように身なりを整えることから始めてみましょう。
1日5分の自分ほめタイムをつくる
1日の間に少しだけでも良いので自分を褒めるための時間をつくりましょう。
自分ほめタイムを習慣にすれば、自然に自分を褒められるようになります。
口に出すだけでも良いのですが、紙にメモすると自分のいいところが溜まっていき、読み返すことで自信につながります。
さらに、続けていくことで、自分の新しい魅力の発見につながることもあります。
なので、まずは1日5分でも自分を褒めるために使ってみましょう。
余計なことを引き算する
日常で使っているものの中で、なければ困ると思っているものを、ないものとして生活してみましょう。
実際にやってみると、いつもと違う自分に気がつくきっかけになることがあります。
かつて、スマホが壊れて1週間ほど使えなくなったのですが、意外に何とかなってビックリしました。
無くなって困ると思っているものは案外、自分の思い込みかもしれません。
この方法は、自分が大切に思うことがわからない時におすすめです。
未来年表を書く
将来の夢や目標を記入してライフプランを立ててみましょう。
頭で描くのではなく、実際に眼に見えるようにすると
- やりたいことが整理できる
- 行動計画が立てやすくなる
といったことがあります。
さらに、自分の夢や目標が叶ったときのことを思い浮かべていると、脳が誤解してワクワクする気持ちになってきます。
やって損することはないので、メモ帳やいらない紙の裏に叶えたいことを書き出してみましょう。
自分の強みを書き出す
自分の強みをノートに書いてみましょう。
目標は1日5個が理想ですが、思いつかない時は1日1個から始めてみましょう。
とはいえ、強みが見つからない時はどうすればいいのか?
そんなときは短所を書き出してみましょう。
短所を書いてどうするんだ?という意見もあるかもしれません。
しかし、短所を違う角度から見てみると長所になることがほとんどです
とりあえず、長所も短所も書き出して、自分の強みを見つけていきましょう。
らくになる
笑顔をつくる
つらい気持ちになった時こそ、笑顔になるようにしましょう。
笑顔を作ると気持ちが上向きになることは科学的にも証明されています。
とはいえ、うまく笑顔になれないという悩みもあるかもしれません。
そんな時は、口角を上げるだけでもいいですよ。
口角を上げるだけでも、続けているうちに自然に笑えるようになります。
上を向く
辛い時こそ、下ではなく上を向くようにしましょう。
うつむいてばかりいると、ネガティブ思考に拍車がかかってしまいます。
なので、上を向いて青空や星空を眺めるようにしましょう。
上を眺めているうちに、ネガティブな思考から抜け出せるようになります。
辛い時にはうつむかずに、上を見るようにすると思考も上向きになってきます。
ポジティブな言葉を口ぐせにする
普段からポジティブな言葉を口に出すようにしましょう。
なぜなら、ネガティブな口癖はマイナス思考に拍車をかけるからです。
なので、辛いときにこそ、ポジティブな言葉を口に出すようにしましょう。
ネガティブな言葉で自分を追い詰めるよりも、ポジティブな言葉で自分を動かしていった方が気力が湧いてくるというもの。
状況を変えることは難しくても、使う言葉を変えることは簡単です。
辛い時にも自然にポジティブな言葉が出るように、普段からポジティブな言葉を口ぐせにするようにしましょう。
適度な運動を継続
運動が体にいいことを知っている人は多いと思います。
適度な運動は体を健康にするだけでなく、メンタルを安定させる効果もあります。
まずは軽めの運動からスタートして、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。
スクワットなら始めやすいかも
まとめ
本書を読んで孤独が辛いと感じるのは「孤独感」を感じるからであり、心のクセを治していけば孤独のままでも幸せになれることが分かりました。
- 友達や恋人がいなくて孤独感がある
- ひとりでいるのは寂しいけど、人と一緒にいるのもしんどい
- このままずっと孤独なのかと恐怖を感じている
孤独なままでも幸せになるためには
- うけいれる
- ほめる
- らくになる
というステップを踏んでいくことで心のクセを良い方向に伸ばしていけばいいということが分かりました。
本書に書いてあるレッスンを実践していくことで、孤独であることに悩まずに、ひとりの時間を楽しめるようになるでしょう。
孤独感を感じていて辛いと思っているのなら、ぜひ読んでみて下さい。
それでは!
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