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推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 三宅香帆

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こんにちは、しみたかです。

今回は三宅香帆さんの『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』を読んでの感想をお伝えします。

この本を見つけたときは、「オタク✖️推し活✖︎文章術」という感じの印象でした。

自分は推し活をしていないけれども、自分の言葉で文章を構築することに興味が湧き、読んでみました。

自分の好きなものについて、ありきたりな言葉ではなく、自分の言葉で語れるようになるための「ちょっとしたコツ」が書いてありました。

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目次

この本の内容について

まず、この本が伝えたかったのは、好きなものについて自分の言葉で語る際には、高度な語彙力や分析力は必要なく、些細な工夫が重要であるということでした。

自分の好きなものについて語ることは、ある程度自然に行えると思われがちですが、実際に魅力を伝えようとすると、「ヤバい!」などのありきたりな言葉しか出てこないことがよくあります。それが、自分に能力がないからではなく、言葉を工夫して作り出すことが重要であるというメッセージが随所に見受けられました。

要するに、推し活を頑張る書評家が書いた、自分の好きなものについて自分の言葉で語れるようになるための実践的な本といえるでしょう。

また、自分の「推し」についてSNSなどで発信する際のコツも紹介されています。

いきなり他人の感想は見ない

本書の中で特に強調されていたのは、他人の感想に影響を受けずに自分の感想を言葉にすることの重要性です。

SNSや様々な情報に触れる中で、他人の言葉に左右されて自分の考えが曖昧になることがあるため、自分の感想を書き終えてから他人の感想を見るよう心がけることが強調されています。

具体的な手順として、他人の感想を見る前にはまず、

  1. ①よかった箇所の具体例を挙げ
  2. ②感情を言語化し
  3. ③忘れないようにメモする

といったアプローチが紹介されています。

これによって、自分の感動や面白さ、モヤモヤした感情などを細かく挙げ、その感想を深堀りしていくことが強調されています。

言語化とは細分化

感情の言語化と言っても、語彙力が不足して何を書けば良いか分からないと思っているかもしれませんが、言語化とは感情を細分化して書いていくことだと述べています。

自分の感情をありきたりな言葉で終わらせずに、具体的にどの部分が響いたのか、なぜそう思ったのかを挙げ、感情をより具体的に言葉にしていくことがポイントです。

たか

好きになったエピソードとかもあり

最後に、自分の言葉で書いたメモは他人に見せないようにしておくことが提案されています。

他人に見せる言葉はつい他人の価値観に左右されやすくなるため、自分だけが見ることのできるメモにしておくことで、素直でありのままの言葉が出てくるとのアドバイスです。

この点は、モーニングページのやり方にも通じる考え方といえそうです。

まとめ

推し活をしている人も、そうで無い人も、好きなものについて自分の言葉で語りたいと考えている方にとって、この本は人生をより豊かにする手助けとなるでしょう。

特に印象に残ったところは

  • 他人の感想はあとにする
  • まず自分の感想をメモする
  • 感情の言語化とは細分化のこと

正直、ちょっと手間がかかるかもしれませんが、自分が好きになったものを他人の言葉に左右されずに自分らしく表現できるようになることは、手間をかける価値があると感じました。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

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