こんにちは、大人数での会話では空気になりがちなしみたかです。
ボクは以前、仕事やプライベートが充実している外向型の人と比べて、自分はどうしてできないんだと自己嫌悪に陥る日々でした。
- 雑談が苦手
- 友人や知人が少ない
- 同時に複数のことをこなす事が苦手
- アドリブが苦手
- 電話対応が怖い
- 飲み会などの騒がしい場所が苦手
しかし、こういった特徴を克服しようとして、休日に無理やり予定を入れたりしても心から楽しめなかったり、休みが明けたら疲れが取れなかったりとうまくいきませんでした。
そうして、どうすればいいか悩んでいた時に「内向型」という言葉を知り、調べてみると自分にすごく当てはまることばかりでした。
内向型人間は生まれながらの特性であり、克服するのではなく、その特徴を生かしていくことが重要であることが書かれている本が、カミノユウキさんの「内向型人間だからうまくいく」です。
この記事では「内向型人間だからうまくいく」を読んで学んだ、内向型の特徴と生かし方を書いていきたいと思います。
この本について
この本には、内向型人間は生まれながらの特性であり、克服するものではないということが書かれています。
まず自分が内向型であることを知り、次に内向型の特徴を理解し、最後に内向型の特性を生かす方法を見つける
そのために必要なことが書いてあります。
内向型の特徴
この本によると、外向型と内向型の違いは、先天的なもので、乳児の時点で特徴が現れます。
この違いは脳の仕組みによるものなので、無理やり変えようとしてもなかなか上手くいかず、消耗するだけです。
なので、環境を変えて「克服」するのではなく、自分の特徴を理解することが大切です。
外向型 | 内向型 |
---|---|
飲み会などの大人数でいるのが好き 知らない相手とも気軽に話せる 活動した後でも元気が有り余っている 単調なことは飽きやすい マルチタスクが得意 | 一人もしくは少人数で過ごすのが好き じっくり考えてから話す 慎重に行動する うるさい場所や刺激が苦手 外部からの意見に左右されにくい |
内向型人間の脳の特徴として
- 脳の神経回路が長い・・・考えることが多い
- ドーパミン感受性が高い・・・刺激に弱い
- 副交感神経が優位・・・いつも冷静
このような脳の特徴の違いがあるので、外向型のように振る舞うのではなく、自分に合ったやり方を探していくことが必要です。
内向型の生かし方
働き方
集中できる環境を作る
内向型人間は集中力がないのではなく、集中するために時間がかかるので、あらかじめ集中しやすい環境を作っておくことが必要です。そのためには
- 集中力を乱すものは排除して目に入らないようにする
- まとまった時間を確保しておく
- マルチタスクはしない
- 仕事内容を細分化し、簡単なタスクから始める
というように1つのことに集中できる環境を整えて作業ができれば、内向型は高い集中力を発揮できるようになります。
人づきあい
人付き合いは「投資」と考える
内向型人間にとって人づきあいは心身のエネルギーを消耗する大きな刺激。
外向型人間にとっては飲み会などの大人数で騒ぐ場はストレス発散になるが、内向型人間にとっては逆にストレスになってしまいます。
刺激に敏感でエネルギーを消耗しやすい内向型人間はエネルギーを減らしすぎないよう、人づきあいは損得勘定で考え、エネルギーを費やす価値がある人と深くつながる方がいいでしょう。
でも、損得勘定で判断するのって失礼じゃない?
なんて意見がありそうですが、合わない人と無理に関係を維持していくよりも、無理なく付き合える人との関係にエネルギーを費やす方が良好な関係を築いていけるのではないかと。
あえて「何もしない」という予定を入れて休む
スケジュールに予定がないとリアルが充実していないと思いがちですが、内向型にとってはエネルギーが尽きそうなときには、あえて「何もしない」という予定を入れて休むことが必要です。
ボクもかつて休日に家に引きこもっているのはもったいないと思って、休みの日には片っ端から予定を入れていたことがあったが、そうすると休み明けでも疲れが取れてないんですよね。
これまで忙しいことが充実しており、予定がなく何もすることがないことを恥に思っていたのですが、この本を読んで予定がないことは恥ずかしいことではないと気が楽になりました。
予定がないことで断りづらかった頼まれごとも、あえて「しっかり休む」という予定を入れておくことで、心理的に断りやすくなりました。
1対1のコミュニケーションを心がける
内向型が人間関係の輪を広げるときは、多人数よりも1対1で深く関係性を築いていった方がやりやすいです。
多人数で雑談している輪の中に入ろうとしても、返事が遅れた時には置いてけぼりになったり、興味のない話題になると話せることがなくなるんですよね。
なので、内向型にとっては個人を相手に、「聞く」コミュニケーションを重視する方が会話がしやすいです。
- 共通点を探す
- 自分の感情や考えはハッキリ伝える
- 周囲に合わせる「ふり」をやめる
こういったポイントを抑えて無理のないコミュニケーションを心がけていきたいです。
オススメのワーク
楽しかったことを振り返る
この本で紹介されていた、自分を知り、自信を持つためのワークを紹介します。
- これまでの人生を振り返り「楽しかったこと」を紙に書いていく
- 書いた「楽しかったこと」を振り返り、理由を分析する
自分が納得できることに関しては高い行動力を発揮できる内向型にとって、このワークは自分を生かすためのヒントになります。
モーニングページ
やり方は簡単で、朝起きた時にノートに自分の頭にあることをそのまま書いていくだけ。
いろんな考えや悩みが頭の中をグルグルしがちな内向型にとっては、このワークは余計な考えを頭の外に出すことができるので、終わった後はスッキリします。
まとめ
今まで外向型人間のようになろうとして失敗しては自己嫌悪に陥っていたのですが、この本を読んで、内向型の性格は悪いことではなく、特徴を生かしていくことを考えるべきだということがわかりました。
自分の価値観をハッキリさせよう!
周りの社交的な人に憧れつつも、自分には同じように振る舞えない内向型で悩んでいる人はぜひこの本を読んでみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
それではっ!
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