こんにちは、絶賛やりたいこと探しの途中な、しみたか です。
あなたは、夢があるかと聞かれて答えられますか?
ちなみにボクは答えられません(泣)
人生に満足しているってこと?
いや?不満だらけだけど・・・
今の生活に満足していないけど、自分が何をやりたいのか分からない。そんな悩みを解決するヒントになりそうな本を見つけました。
それが「夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク」です。
これまでの「夢を叶えるゾウ」シリーズの主人公には、何かしらの夢や願望がありました。
しかし今回の主人公は、それまでと違い、そもそも夢がない!
これでは夢を叶える以前の問題!
そんな夢のない男が”本当の夢”を見つけるためにガネーシャはどんな課題を出すのか!?
ということで、今回は「夢を叶えるゾウ0(ゼロ)ガネーシャと夢を食べるバク」の感想を書いていきたいと思います。
『夢をかなえるゾウ0』の内容
ある日、うだつの上がらない毎日を送る主人公の元に、突如インドの神・ガネーシャが現れます。
そして、なんやかんやあって数多の偉人を育ててきたと言うガネーシャと契約し、願いを叶えるために課題をこなしていくことになります。
課題の内容は特別なものではなく、すぐにでも実行できそうなものばかりで、主人公も半信半疑になりながらも実行していくうちに、課題を通して成長していきます。
というのがシリーズを通してのストーリー。
今回の主人公は
- 会社では上司からパワハラを受けている
- 会社に行くのが辛くて、辞めたいと思っている
- でも実際に会社を辞める勇気がない
- 叶えたい夢がない
そんな主人公にガネーシャは”本当の夢”を見つけるための課題を出していくことに。
印象に残ったところ
パワハラ課長との対決
主人公を苦しめる直属の上司である課長がとにかくムカつくんですよね。
気に入らない相手にはとことん態度が悪くなるし、相手の態度が思い通りにならないと不機嫌になる嫌な人物。
ことあるごとに自己啓発書や偉人の名言を引っ張り出してきて、さも正しいことを言っているかのように相手を否定してくるインテリ系のパワハラ上司なんですよ。
何を言っても言い負かされるから厄介!
そんな課長のパワハラに苦しめられていた主人公なんですが、ガネーシャからの課題をこなすことで、自分を大切にし、大事にすることができるようになり、ついにはパワハラを理由に会社を辞めることを伝えることができました。
パワハラ課長の出まかせによって、主人公がピンチになるのですが、ガネーシャの応援とバクのファインプレーによって無事に退職できたシーンはスカッとした。
ザマアミロ!パワハラ上司め!
助けを求めることは恥ではない
「人が生きる上で一番大事なことはな、本当につらいときに『助けて』と口に出して言えることやねんで」
夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク
清掃員に扮したガネーシャが主人公に初めて会ったときに言ったセリフ。
主人公が上司のパワハラで心が壊れそうになった時に
- 心を壊す前に、まずは相談すること
- 自分一人で悩みを抱え込まず、人に頼ることが大事
ということを教えてくれた温かいシーン。
ボクも悩みを一人で抱え込みがちなので、助けを求めることを情けないとか思うことはやめようと思いました。
そして、課長との対決を通して主人公が学んだことが
苦しいときに『助けて』と言えるような、『人間関係があること』の大事さ
ボクもそんな人間関係を築くために
- 自分が苦しいときには「助けて」と声を上げる
- 相手に助けてと伝えられたら、できる限りのことをする
- 助けてくれる人への感謝を忘れない
ということを心がけようと思いました。
ガネーシャとの別れ
夢を叶える最後までガネーシャが見守ってくれると思っていた主人公だったが、ガネーシャは事情により途中で別れなければいけないとわかり、「こんな悲しい思いをするなら出会わなければよかった」を主人公は嘆くのだが、そんな時にガネーシャから伝えられたのが
“本当の夢“を見つけるために一番大切なのは『痛み』
ということ。
この言葉を聞いて、主人公は今までの人生の苦しみや辛かったことを少しづつ受け入れられるようになっていきました。
そして、本当の夢とは何かを語った時に行ったことが
- 自分と他者の境界線が曖昧になった時に本当の夢が見つかるということ
- “本物の夢“は自分と同じ痛みを持つ他者を救うことで、自分を救うこと
ビジネス書で、他人の役に立つことを提供することが大事なことだと論理的に説明されても、頭で分かっていても納得できなかったように思う。
でも、小説の形式で主人公に共感することで、自分を救うことで、同じ苦しみを抱えた他者を救うことができるようになる、ということが納得できたような気がします。
まとめ
これまで「夢をかなえるゾウ」のシリーズは1、2、3、4と続いていたのが、本書ではまさかの「0(ゼロ)」。
今回は、今の状況からは逃れたいけど、これといった夢や願望がないという状況で夢の見つけ方を教えてくれる物語です。
パワハラ課長との対決やガネーシャの複雑な親子関係など、読み物としても面白い本でした。
これからも自分がやりたいことがわからなくなった時には読み返したいと思います。
「夢の見つけ方」に興味があるなら、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!
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