- 自分に自信を持ちたい
- 自己肯定感を上げたい
- 自己肯定感を高いままキープしたい
自分に自信があって、人生が充実している人って自己肯定感が高そうな人が多いような気がしますよね。
そう思ってボクも自己肯定感を高めようと色々とやってみたのですが、せっかく自己肯定感が高まったとしても、一時的なもので終わってしまい、しばらくすると自己肯定感が下がって自分に自信が持てないんですよね。
心の動きはコントロールできないのかな・・・
そんな時に気になる本を見つけました。その名も「鋼の自己肯定感」
自己肯定感を上げたまま、下がらないようにできるらしい。
そんなわけで、今回はシリコンバレーで20年以上在住&勤務している認定ラーフコーチである宮崎直子さんの書いた「鋼の自己肯定感」という本を読んで学んだことをまとめていきたいと思います。
この本の内容
この本には、著者がシリコンバレーの習慣から学んだ鋼の自己肯定感を手に入れる方法が書いてあります。
方法については著者の経験だけでなく、科学的な根拠によって裏付けされているので、納得できる内容でした。
この本では自己肯定感とは決意であり、
自分は、1日24時間、365日、自分の味方になると決意する
そうすることで、ありのままの自分を受け入れることができ、自分を信じて行動することができるということが書いてあります。
本書には様々なワークが紹介されています。
1つでもいいから取り入れていけば、少しづつ自分のことが好きになっていけます。
自己肯定感を上げ下している要因を把握する
自己肯定感を上げようとがむしゃらに行動する前に、自分の自己肯定感がどんな時に下がるのかを明らかにする必要があります。
なぜなら自己肯定感を上げ下げしている条件が不明なまま自己肯定感を上げようとすることは、暗闇の中で目に見えない敵と戦おうとしているようなものだから。
よって、自己肯定感を上げる前に、自分の自己肯定感を上下させる「条件」をハッキリさせておくことが必要です。
- 見た目、容姿
- 成績、学歴
- 仕事、役職、キャリア
- 貯金額、収入
- 友達の数、人気
- パートナーの有無(既婚/未婚など)
- 家族、親戚
- 才能、能力
- 性格
- 習慣、行動
- 過去に自分がしたこと、しなかったこと
- 過去に自分に起こっていること
- 今自分がしていること、していないこと
- 今自分に起こっていること
この中から、特に気になっている条件をまず3つ選び、具体的な内容を書き出していきましょう。
それが自分の心をを揺るがす敵の正体です。
ちなみに、ボクの場合は
- 1.性格(言いたいことが言えないことが多い、会話が苦手、自分から人を誘うのが苦手、心配性)
- 2.パートナーの有無(独身、恋人がいない、恋愛経験が少ない)
- 3.習慣・行動(つい夜更かしをしてしまう、休日はダラダラしがち、ついスマホを見てしまう、やろうと思っていることがなかなか行動に移せない)
という感じでした。
選んだ条件から、自分がどんな要因に影響を受けやすいのかを把握し、どんな対策を取ればいいのかを考えてみましょう。
自己肯定感を上下する4つの要因と対策
自己肯定感を上下させるものを大まかに分けると
- 他人からの評価
- 他人との比較における自己評価
- 失敗と成功
- 不測の事態
という4つの要因に分けられます。
他人からの評価
他人からの評価なんて気にしなくていい。
なんて言われても「そんなわけにはいかない!」て思いますよね・・・。
今まで家や学校で親や先生の評価を気にしていたのが染み付いてしまっているんですよね・・・・
しかし、自己肯定感を高いままキープするには、他人からの評価に左右されないようにする必要があります。
他人からの評価に左右されないようにするためには
- 言葉、思考、行動を変えて、他人からの評価が気にならない自分を作る
- 言葉の暴力を浴びせる人とは付き合わない
といったことが必要になります。
他人との比較における自己評価
他人からの評価だけでなく、自分が自分に下す評価に一喜一憂してしまい、自己肯定感が上がったり下がったりすることもよくあります。
ずっと競争社会で生きていて、常に他人と比較してきたので、他人のことがつい気になってしまうんですよね。
しかし、鋼の自己肯定感を持つには他人と優劣を競うのではなく、自分の持っている能力を最大限に発揮していくことが重要になってくる。
自分がそのままでいたくて成長したいと思ったのならば、”今の自分を全面肯定しつつ”どうすれば成長していけるのかを考え、マイペースに楽しみながら成長していきましょう。
失敗と成功
失敗すると落ち込んで自己肯定感が下がってしまいます。
しかし、鋼の自己肯定感を得るには失敗に対する考え方を変えていかないといけない。
「失敗=能力がない」と考えるのではなく、「失敗=成長へのステップ」と考え方を変えていく必要がある。
人の性格や能力はいつでもいくらでも変えていけると考える「成長マインドセット」を持てば、結果に関係なく、挑戦し続けていることが成功だと思えるようになる。
不測の事態
予想外の事故や怪我などの災難が降りかかったとき、「もうダメだ!」と思う人の方が多いと思います。
ですが、嘆いたとしても状況はよくなりません。
たとえ何があったとしても、無条件に自分を受け入れ、肯定することが大切です。
嘆くことはやめて、今の自分に何ができるのかを考えて前向きに今できることをしていきましょう。
そのためには
- 言葉と思考を変えて、「不測の事態」のあなたにとっての意味を捉え直す
- あなたは偉大な力に守られていることに気づく
ことが大切です。
自己肯定感を上げる3つのワーク
「言葉」のワーク
自己肯定感を高くキープするためには、普段から自分にポジティブな言葉を語りかけるアファメーションが有効です。
アファメーションの内容は現状に合わせて変えていいのですが、効果的にするには
- 「私は」など、主語をハッキリさせる
- 現在形または現在完了形を使う
- 否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉を使う
- 願望ではなく、あたかも現実のように言う
- 朝晩毎日続ける
- 最低3週間は続ける
- 鏡の前で自分に言い聞かせると効果的
- 言葉だけでなく、その状態が現実であるとイメージしながら唱える
ことがポイントです。
自分の自己肯定感を上下させる条件から自分に合ったアファメーションを作り、毎日唱えてみましょう。
今の自分が嫌いという人なら「私は自分が大好きです」と唱えるのが1番簡単です。
「思考」のワーク
自分を赦して許す
「ありのままの自分を受け入れて愛する」には自分を責めるのではなく、自分を赦して許すことが必要になります。
なぜなら、自分を許せないと罪悪感や自己嫌悪に囚われ、自己否定につながるから。
自分だろうと他人だろうと人を赦せず赦せない状態は心と体に悪影響を与えてしまいます。
例えば、著者は健康のためにジムに通う習慣を身に付けたいと思い、最初は週2〜3回通ったが、ある時に1週間に1度も通えなかったことがあったとのこと。そんな時に自分を「三日坊主」「怠け者」と責めていたときはさらにジムから足が遠のいたが、自分を責めることを一切やめて、減点せずに加点だけすることにしたら、ジムに週2〜3回コンスタントに通うことができています。
自分の心と体の平穏を保つためにも、減点方式で自分を責めず、自分を責めそうになったら、すかさず
- 「私は自分を赦します」
- 「私は私なりに頑張っている自分が大好きです」
といったアファメーションを唱えて、ひたすら自分を赦して許していきましょう。
感謝のワーク
感謝をすることによって、脳や心にポジティブな影響を与え、気分を上向きにしてくれます。
著者のおすすめのワークは
- 感謝できることを毎日10個書き出す、または口に出す
- 感謝の対象は人でもいいし、宇宙や神様といった人智を超えた存在でもいい
- 心から感謝できれば、どんなことでもいい
- 毎日新しいことじゃなくてもよく、昨日と同じことでもいい
- 理由を述べた後に、「ありがとうございます」と締めくくる
少々凹むことがあったとしても、感謝を口に出しているうちに自分を肯定できるようになっています。
「行動」のワーク
行動に移すのはわかっていても、実際に行動に移せなかった時に自分を責めるのはやめましょう。
行動に移せないのは、自分がダメなのではなく、やり方を変えていけばいいのです。
理想に向けて1歩踏み出せる<行動できるポジティブループ>ためのポイントは
- 大義名分を明らかにする
- ビジョンを見える化する
- ビジョンは多いくていい
- 成功の感情を先取りする
- 1つ1つのゴールを小さくする
- 最小のゴールを達成させる一点に集中する
- 成功するまで諦めない
- 人事を尽くして天命を待つ
- 人と比べない
- 加点法のみで自分を励ます
- 楽しみながら行う
- 小さなゴールを達成したら、自分を褒める
こうして行動していけば、最終的な自分の理想に辿り着けます。
また、幸せホルモンを分泌させることができれば、体が行動を起こしやすくなります。
幸せホルモンを分泌させる簡単な方法として
- 自然と触れ合う
- 30分以下の昼寝
を本書ではおすすめしています。
まとめ
これまで、自己肯定感が下がってしまうのは心の動きなのでどうしようもないことだと思っていたのですが、自己肯定感を高く保つということは
24時間、365日、自分が自分の味方になる
という決意であることを知ることができました。
自己肯定感を上げ下げする要因として
- 他人からの評価
- 他人との比較における自己評価
- 失敗と成功
- 不測の事態
というものがあり、自己肯定感を高いままにするために「言葉」「思考」「行動」を変えることで、常に自分の味方になることが大切ということが分かりました。
他にも様々なワークがありますので、自己肯定感を高くキープする方法について詳しく知りたいと思ったら、ぜひ本書を読んでみて下さい。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
それではっ!
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