ChatGPTを使えば、もっと作業が楽になると思っていた。
記事や文章を書くこと。
頭の中の考えを整理すること。
アイデアを出すこと。
何かを比較して決めること。
自分ひとりでゼロから考えるより、AIに手伝ってもらえば早く進められる。
実際、そう感じる場面は多い。
ただ、使っているうちに別の問題も出てきた。
AIを使っているのに、思ったほど時間が減っていない。
むしろ、内容によってはAIとのやり取りが長引いて、かなり時間を使っていることもある。
たとえば、ChatGPTのカスタム指示を作っていたとき。
一度形になっても、
「もっといいものができるんじゃないか」
「何か見落としているんじゃないか」
「もう少し条件を追加した方がいいんじゃないか」
と考えて、何度も修正していた。
旅行やデートプランを考えるときも似ている。
候補を出してもらうのは便利だけれど、選択肢が増えるほど、
「こっちの方がいいかな」
「いや、別の案もあるかも」
と比較が続いてしまう。
転職活動で企業を比較したときや、どこに応募するか決めるときも同じだった。
大きなことを決めようとすると、
「本当にこれでいいのか」
という不安が出てきて、AIに何度も相談してしまう。
本来は考える時間を減らすために使っていたはずなのに、
気づけばAIとの壁打ちそのものに時間を使っていた。
ChatGPTとの壁打ちが終わらなくなる理由
自分の場合、原因は大きく3つあると思っている。
1つ目は、使う時間を決めていなかったこと。
「この相談は30分まで」と決めずに始めると、納得できるまで続けてしまう。
2つ目は、終わらせる基準を決めていなかったこと。
何が決まればこの相談は終了なのか。
そこを決めないままAIを使うと、いくらでも追加で質問できてしまう。
3つ目は、完璧な答えを探そうとしてしまうこと。
「もっといい答えがあるかもしれない」
「まだ見落としがあるかもしれない」
そう思うと、次の質問をしたくなる。
AIは何度でも答えてくれる。
だからこそ、自分で止める基準を決めていないと、壁打ちは終わらない。
そこで今後は、AIを使う前に終了ルールを決めることにした。
ここから、自分が試してみたい5つのルールを整理してみる。
AIとの壁打ちを終わらせる5つの方法
ここからは、自分が今後試してみたい「AIとの壁打ちを終わらせるためのルール」を整理してみる。
1.使う時間を25〜30分くらいに決める
まずは、AIを使う時間を先に決めておく。
自分の場合は、25〜30分くらいがちょうどよさそうだと思っている。
15分だと、1往復くらいのやり取りなら十分かもしれないけれど、何度か壁打ちするには少し短い。
逆に1時間だと、途中で集中力が落ちてきたり、「ここまでやったから、もう少し」と続けてしまったりする。
25〜30分くらいなら、集中力も続きやすいし、作業の一区切りとしても使いやすそうだ。
大事なのは、「納得できるまで使う」ではなく、最初に終了時刻を決めておくことだと思う。
2.何ができたら終わりなのかを先に決める
時間だけでなく、「何ができたらこの相談を終えるのか」も決めておく。
たとえば、記事の執筆について相談するなら、
「タイトルと見出しが決まったら終了」
企業を比較するなら、
「応募候補を3社まで絞ったら終了」
という感じだ。
とはいえ、最初から完了条件を自分で考えるのが難しいこともある。
そんなときは、
「この作業を終わらせるためのステップを3つ提案してください」
とAIに聞いて、出てきた候補を参考にしながら、自分で完了条件を決めてもいいと思う。
AIにゴールそのものを決めてもらうのではなく、ゴールを決めるための材料を出してもらうくらいが、自分には合っていそうだ。
3.選択肢は3つまでにする
AIに候補を出してもらうときは、選択肢を増やしすぎないようにしたい。
自分の場合、5つ以上出されると、
「結局どれがいいんだろう」
と比較すること自体が面倒になってしまう。
一方で、2択だけだと、
「ほかにもっといい選択肢があるのでは?」
という気持ちも出てくる。
その点、3つくらいなら一目で比較しやすいし、それぞれの違いも考えやすい。
もちろん、すべての場面で3つが正解というわけではないけれど、自分にとっては「比較できるけれど、多すぎない」数なのだと思う。
4.判断基準も増やしすぎない
選択肢だけでなく、判断基準も増やしすぎると決められなくなる。
転職でも、旅行でも、買い物でも、考えようと思えばいくらでも条件は増やせる。
予算。
費やす時間。
今すぐできるか。
将来性。
便利さ。
楽しさ。
全部を完璧に満たそうとすると、なかなか決められない。
だから、まずAIに
「この状況で考えられる判断基準をいくつか出してください」
と聞いて、その中から自分が特に大事にしたいものを3つくらい選ぶ。
大事なのは、AIに「どれを選ぶべきか」を決めてもらうことではなく、自分が何を優先したいのかを整理するために使うことなのだと思う。
5.次にやる行動が1つ決まったら終わる
最後は、考えるだけで終わらせず、次の行動を1つ決める。
できれば、15分以内で始められるくらい小さな行動にする。
たとえば、
- 記事のタイトルを決める
- この記事を投稿するか決める
- 企業に1社応募する
- 旅行やデートプランの候補をLINEで相談する
といったものだ。
AIとの壁打ちは、考えを整理することが目的ではなく、現実で何かを進めるために使っている。
だから、
「次に何をするか」が1つ決まったら、そこでAIとのやり取りを終える。
このルールを持っておくだけでも、「もっといい答えがあるかもしれない」と延々と壁打ちする時間を減らせるのではないかと思う。
ChatGPTに最初に伝えておくこと
ここまで考えて、今後はAIとの壁打ちを始める前に、最初にルールを伝えておこうと思った。
たとえば、
- 25〜30分を目安に終えたい
- 選択肢は3つまでにしてほしい
- 最後に、今すぐできることを1つ提案してほしい
この3つを最初に伝える。
最初に終了条件を決めておけば、「もっといい答えがあるかもしれない」と何度も聞き直す時間を少し減らせる気がする。
たとえば、こんなふうに伝える。
この相談は30分以内で終えたいです。
選択肢は3つまで。
最後に
今すぐやることを1つ決めてください。
それ以上は分析しないでください。
AIに任せすぎないことも決めておく
一方で、AIにやってほしくないこともある。
たとえば、記事を最初から最後まで全部書いてもらうこと。
文章を整えてもらうのは便利だけれど、全部を書いてもらうと、自分の考えや言葉が薄くなってしまうことがある。
また、何かを選ぶときに、最終判断までAIに委ねるのも避けたい。
選択肢や比較材料を出してもらうことはできる。
でも、何を優先するか、どれを選ぶかは自分で決める。
そのほかにも、必要以上に励ましてもらったり、逆に強く否定してもらったりするのではなく、できるだけ事実と感情を分けて整理してもらう方が、自分には合っていると思う。
AIに任せたいのは、
「考える材料を出すこと」
「比較しやすく整理すること」
「見落としている視点を出すこと」
であって、
「自分の代わりに全部決めること」
ではない。
最後に決めるのは、自分。
まとめ|AIは便利だけれど、あくまで道具
AIはかなり便利だと思う。
文章を書くときも、考えを整理するときも、アイデアを出すときも助けてもらえる。
ただ、便利だからこそ、どこまでも使えてしまう。
「もっといい答えがあるかもしれない」
「もう少し聞けば、もっと納得できるかもしれない」
そう思って使い続けていると、気づけばAIを使うこと自体が目的になってしまうこともある。
だからこそ、
- 何のために使うのか
- 何分使うのか
- 何が決まったら終わりなのか
- 最後に誰が決めるのか
を先に決めておく。
AIはあくまで道具。
頼りきるのではなく、自分で考えたり、決めたり、行動したりするために使う。
そのくらいの距離感で使う方が、自分にはちょうどいいのかもしれない。


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